COMPANY会社概要
設立 | 昭和43(1968)年8月28日 |
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事業内容 | 粉体工学関連機器の製造販売 プラントエンジニアリング 受託粉体加工 新素材開発 健康食品事業 輸出入貿易 |
資本金 | 3億円 |
役員 |
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社員数 | 283名(2023年3月) |
平均年齢 | 39.0歳 |
粉体技術の歴史と実績の蓄積
セイシン企業が創業した1968年当時、日本は粉粒体処理技術の黎明期にあり、粉体工学という学問分野もまだ確立されていない時代でした。そんな中、光透過遠心沈降式粒度分布測定器『ミクロン・フォト・サイザー』を世界で初めて開発し、創業しました。その後、製品ラインナップを拡大する中で、1982年には埼玉県に受託加工専門の工場を開設し、現在では国内に4つの工場を運営しています。さらに、1988年には健康食品事業に参入し、受託測定専門の測定センターも設立しました。また、1991年の韓国支店の開設をスタートとして、東アジアを中心に海外進出を進め、現在は中国に3社、韓国に1社のグループ企業を有しています。 今後は、これまでに培った粉体技術を活かし、BetterSeishinブランドの通り「よりベター」な機器の開発に努力すると共に、受託粉砕・乾燥・分級・造粒などの加工業務や各種測定業務を行い、またこれらのノウハウを活用して新しい産業分野への進出も図り、日本の明るい未来に貢献していきます。
粉体技術の産業界へ貢献
現代の産業界では、製品の高品質化と多様化にともない、粉体材料は高機能化、多品種化へと大きく変化しています。更にハイテク産業の急速な進歩に対応するためには、新素材や複合材料の研究開発、粉体の超微粉化が不可欠になっております。
また、新製品が次々と開発され、商品寿命が短くなることによる設備投資の大きなリスクや、作業管理、公害管理などのお客様の煩雑な作業を軽減するために、受託粉体加工専門の利根川工場(埼玉県)、響灘工場(福岡県)、日光工場(栃木県)を設置しています。
食品分野における受託加工の需要の増加を受け、すべてのお客様に100%ご満足いただけるよう、平成24年1月に食品専用の受託加工工場である山口宇部寿工場(山口県)を新設しました。この工場では、高度にクリーンな加工環境のもとで、選別、殺菌、粉砕、分級、造粒、乾燥、混合、表面処理、分析といった多様な工程をお客様の要望に応じて一括して行うことができます。 高度にクリーンな加工環境のなかで、選別・殺菌・粉砕・分級・造粒・乾燥・混合・表面処理・分析までお望みの組み合わせで一括して行うことができる最新鋭の工場です。
世界に広がるセイシンネットワーク
米国の例だけを挙げても、ATM社のロータップ型ふるい分け振とう機『BSシーブシェーカー』やギルソニック社の自動制御音波振動式ふるい分け測定器『ギルソニックオートシーバー』などがあります。
一方、ヨーロッパからは、世界一のシェアを誇る粒度分布測定器「LMS-3000」をOEMで日本のお客様に向けて丁寧なアフターサービスを含めて販売しています。
さらに、韓国には独資会社「セイシンKOREA」を、中国には独資会社「上海清心玄浩貿易有限公司」を設立しました。これらの海外拠点を通じて粉体技術の普及と技術交流を深めています。
健康に役立つ粉体技術
昭和63年に、当社はカニ殻の粉砕加工をきっかけに、キチン・キトサンを主成分とした「カニキチン」を発売し、健康食品事業をスタートしました。その後、サメ軟骨を超微粒粉末にした「ベターシャーク」や錠剤タイプの「スーパーシャーク」、さらに必須アミノ酸を主成分とする「アミノサポート」「アミノ凛凛」など、さまざまな製品を次々と発売してまいりました。
また、美容サプリメントとして「シスチンコラーゲン」や「キャンドルブッシュ」を発売し、多くの方にご好評をいただきました。これらの製品は、美容や健康をサポートするために生薬やお茶、ハーブなどの天然素材を原料としており、今注目されている新しい健康食品です。
さらに、新たに「おいしいなめらか白粥」を販売開始しました。この商品は、お湯または水を注ぐだけで簡単に食べられるアルファ化米粉の商品で、従来の製品とは異なり、お米のなめらかさ、つや、糖度、旨みがしっかりと残っています。この新しいお粥は、咀嚼や嚥下が難しい高齢者の方や乳幼児向けの離乳食、介護食、また、その様な方たちの災害食として最適です。
日本は超高齢化社会に突入しており、保険医療制度の限界や医療費の高騰など、さまざまな問題に直面しています。このような状況の中で、健康への関心が高まっているため、近年、予防医学への取り組みがますます重要となり、健康食品の社会的役割も大きくなってきています。弊社はこれからも、人々の健康を支えるための研究を進め、新しい時代に必要な健康食品を開発してまいります。